創作唱歌「お馬にのって」「お父さんが死んだ」「お腹がすいた」「雪ふる夜は」「それでいい」
- akiyamabkk

- 2024年6月26日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月27日
唱歌「お馬にのって」
穏やかな顔をふりふりポクポクと
手紙を配る逓信の馬車
以下、7、8年前に書いたもの。
馬と蛆 あの馬・・・ /人のよさそうな顔に笑みをうかべて / ポクポクと歩いているのだが /その顔に一匹 蛆が這っている /ああやって死ぬまで、機嫌よく歩いていくのだな/・・と思うと /オレは涙が流れてきた /ああ、あの馬は今日も /飽きもせずポクポクと歩いている /笑みを浮かべたその顔には /蛆が一匹 /這っている /最愛の奥さんへ
なんでこんなものを書いたかよく覚えていないが、写真の馬の目の横にある白いものがウジに見えたかららしい。馬はもともと、「うちのカミさんみたいだな」と思っていたのだ。
唱歌「お父さんが死んだ」
仏壇に金の器で供えても
お米がむなし食べるでもなし
自分の子供の頃の体験談。男親というのは、所詮、この程度の存在なのではないか。これは、「もろ短調」という歌を作りたくて、無理やり歌詞を書いた。想像力が貧困だから、短調→悲しい→お葬式というふうに短絡したのだ。
唱歌「お腹が空いた」
じんるいがめつぼうをするゆめをみた
さめるとまたもせきしょくきょせい きゃー
短歌の方は、子供の頃、実際にこういう夢を見た。歌は、先生から「アフリカの子供は飢餓で死んでいる、ちゃんと給食を食べなさい!」と脅されて、ちょっとお腹が空いただけで、自分も死ぬのではないかとパニックになっている間抜けな男の子の歌(笑)
唱歌「雪ふる夜は」
「積もれよ」と 雪降る夜は眠られず
夜空ながめる南国の子よ
最近は温暖化の影響で、四国の田舎で雪が降ることなどなくなったのかもしれない。自分の子供の頃は、数年に一度くらいの割合で雪が少し積もり、溶けかけた雪を集めて泥だらけの雪だるまを作ったものだ。南国の子にとって、雪は憧れの対象だったのだ。雪国の人には怒られるかもしれないが、タイの子が雪に憧れるのと、そんなに変わらない。
唱歌「それでいい」
スカイプで話をすると
かっかっと笑い声がし笑い顔がカクカクとする
これを作った頃は、まだスカイフが主流だったのだ。見てみると7年前にアップしている。姉貴の死の前後で、悶々としていた頃だから、こういうことをしていると、「救われる」とまではいかないが、単純に気が紛れたのだ。その頃、楽譜も読めなかったのだから、音楽教育の貧困さを思うが、人のせいにしてはいけない、自分にもまるでやる気がなかったのである。
初めての投稿「アルプスへの道」
音楽室の壁にかかりし「アルプスへの道」
楽譜も読めず 心そこにあらねば
これが YouTube にした最初の投稿。Sep 20, 2015 とあるから、もう9年前である。子供の頃から好きだった児島善三郎の絵に、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」をつけた。
おそまつ失礼!ではでは
<了>
参考・使用ソフト
Sinsy
ぼーか郎
楽譜制作ソフト



