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街角ピックアップ~コロナウィルス流行で「屋台の国」タイで自動販売機が急増。

  • 執筆者の写真: akiyamabkk
    akiyamabkk
  • 2021年11月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年11月25日


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私の住んでいるアパートに最近入った、コーヒーの自動販売機。コーヒーの自販機は今までもあったが、豆から作る本格的コーヒーは初めてだ。一番安いアメリカンが一杯40パーツと少し高めだが、インスタントに飽きたら時折飲みたくなる。


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コロナ危機後、自動販売機が急激に増えた。数が増えただけではなく、バラエティも豊富になり、生オレンジジュースの自販機や、マスクの自販機、スナック菓子や冷凍食費を売るもの等々。タイセブンイレブンも自社ブランドの自販機販売に力を入れ始めている。


といっても、1億2600万人に対して自販機250万台がある自販機王国日本と比べればまだまだで、タイは人口6600万人に対して3万台にすぎないのだが、その分伸びしろがあるマーケットだとも言えるだろう。


そのおよそ半数、14000台のシェアを占めるのが、Sun Vending Techonology (SVT) 社。業界20年の老舗的自販機メーカーである。正確には、2021年10月現在、全国に13,884台、ジュースやスナック菓子など700種の商品の販売が可能だ。


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サンベンディング、HPから

最近は、個人業者が自販機をレンタルし販売するフランチャイズ方式のビジネスモデルが主流だという。長期レンタルする方式と、サンベンディングと利益を分ける方式があるそう。スマート自販機と呼ばれるキャッシュレスの自販機も好調だ。


サンベンディングテクノロジー社の今年の売り上げ予測20億バーツ、念願のタイ証券取引所上場も果たした。来年は支店を3カ所増やし、従来型自販機2万台、キャッシュレス自販機15000台の販売を見込み、25パーセントの売り上げ増を期待している。自販機メーカーにとっては、「屋台王国タイ」でやっとやってきた我が世の春!、と言えそうだが、街頭の食い物、飲み物の屋台が、多くの庶民の雇用と生活をささえているタイだから、現代のラッタイト運動が起きないか少し心配だ。


<了>


参考


ニュース記事


SVTืの公式ページより





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