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私の好きな洋画 その五

  • 執筆者の写真: akiyamabkk
    akiyamabkk
  • 2024年7月1日
  • 読了時間: 5分



1980年代の映画から。「年代流行」サイトで選ぶと、当たり前のことだが、説明不要の大ヒット映画が並んでしまった。「年代流行」のアドレスは下、



唯一、説明が必要と思われる「ザディアフター」は、偶発核戦争の恐怖をシュミレーションした近未来映画。1984年の公開だが、今、年表をみると、前年にテレビ放送され、全米で40パーセントの高視聴率をあげたとある。劇場で見たことはハッキリ覚えているから、テレビ映画を劇場公開したのだろう。この年、欧州で米の中距離核配備に反対する20万人デモが起こり、反核運動が盛り上がっていたようだが、私は近未来SFとして気楽に見た。でも、その後、世の中が核で緊張するたびに思い出す映画になった。


「スターウォーズ」は、一作目が70年代で、二作目の「帝国の逆襲」以降が80年代なので、どちらに入れるか迷っているうちに、いれ損ねてしまった。最新作はまだ見ていないが、他は全て劇場で見ている、といっても、熱狂的ファンではないから、こういう粗雑な扱いになった。すいません(笑) 「スターウォーズ」は、ストーリーは普通のスペースオペラだが、特撮(と、当時は言っていた) の凄さに驚いた。といっても「ジュラシックパーク」の「こんなもの生きているうちに見られると思わなかった」という感動には及ばないのである。


他の映画にも一応触れておく。 「ダイハード」アクションムービーの白眉。お杉とピーコがテレビでこの映画を激賞していた。映画を見てみると、実際、めちゃくちゃに面白かったので、このオカマ芸人のハシリ(あ、カルセールマキがいたか)を信用する気になった。今考えると、この人たちは、大変な先駆者だ。


「ブラックレイン」一種の「異文化衝突もの」。面白かったが、高倉健の演技が、やはりクサイのである。特に、ラストの空港での別れのシーンはやりすぎ。松田優作の演技も、歌舞伎役者が舞台で見栄を切っているようで、海外の観客のウケを狙ったケレンだろう。だが、娯楽映画なのだから、漫画チックなところがかえって良いとも言えるのだ。役者では、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、若山富三郎がよかった。


「クロッコダイルダンディ」これも、私の名付けるところの「異文化衝突もの」だが、こちらは、「オペラハット」以来の伝統に則って、上品に、ケレン味なく、余裕たっぷりに映画を楽しませてくれる。「オペラハット」や「スミス氏都へ行く」の地方と都会との対立が、ニューヨークという超都会とオーストラリアのど田舎という対立に置き換わったのである。そして、当然、素朴だが知恵のある田舎紳士が、軽薄な都会人に勝利するのだ。ああ気持ちいい(笑)


「ゴーストバスターズ」マシュマロを焼いて食う、という食べ方がある事を初めて知った。ライオネル・リッチーが歌うテーマが、耳に取り憑いて、今でもメロディとフレーズが浮かんでくる。角川のメディア戦略の影響か、この頃くらいから、テレビで映画の宣伝をバンバン流すようになった。だから、多くの場合、映画を見に行く前に、映画のテーマ音楽が既に耳に馴染んでいたのである。この映画で、〇〇バスターズという外来語が日本語に定着したと記憶する。 ※レイ・パーカー J. でした。訂正、失礼!


「バックトゥーザヒューチャー」この間、マイケル・J・フォックスが、パーキンソン病への理解促進に貢献したと、何かの映画祭で特別表彰されていた。スピーチする彼の体は、小刻みに震えていたが、今でも彼は、この映画の主人公を演じているように、自分には感じられた。この映画を自分が見ていた時代に、バックトゥーザヒューチャーしたいという人も多いのではないか。映画は60年代ノスタルジーだが、映画を見ていた方は80年代ノスタルジー。


「インディージョーンズ、レイダース、失われたアーク」こう書くとめちゃくちゃ題名が長い。この映画を見た時は、「こんなに面白い映画が世の中にあるのか」と驚愕したものだ。映画に面白くない要素が一つもなく、ほぼ全ての時間が面白いのである。これは、それまでの映画作りの作法からすると、メリハリの無い、良くない映画の作り方ではなかったか。しかし、観客の方は、一度こういう映画を見せられると、これを基準に映画への要求をエスカレートさせて行くのである。名は知らないが、ヒロインを演じたガラガラ声の女優のファンになった。


「ポリスアカデミー」シリーズものの原則に違わず第一作が一番面白い。頭をカラッポにしたい時に見る映画。単なる悪ふざけ映画だが、こういう物も無いと、ただただ笑いたいという時に見る映画がなくて困るのである。この映画に、銃声などの効果音を口三味線で巧みに真似る黒人警官が出てくるのだが、その当人が、最近、Xファクターだかのオーディション番組に出ていた。懐かしさに、観客は拍手喝采していたが、審査員には酷評されていた。もう、ありきたりな芸になってしまっているのである。あの頃は、素晴らしく斬新だったのだが。


「ブルースブラザーズ」ずっとサングラスをかけていたジョン・べルーシが、キャリー・フィッシャーに命乞いする時にサングラスを外す、その瞳が、妙にキラキラしていて笑わせる。「マカロニほうれん荘」という漫画のお目々キラキラキャラクターを思い出した。この映画に出ていたミューシシャンは殆ど鬼籍に入ったのではないか。アレサ・フランクリンも数年前に亡くなった。パート2が作られていて酷評されているが、私は2も好きである。この頃はまだ、パートワンに出演したミュージシャンが生きていたのだ。


しかし、80年代の10作品、入れ忘れたスターウォーズも含めて全て、タイトルが原題そのままのカタカナ邦題である。日本が金持ちになって、海外へ行く人も増えて、カタカナの横文字タイトルに抵抗を持つ人が減ったからだろう。


ではでは

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