◇検閲官としてのAI〜チャップリンの性的スキャンダルに関するタイ語記事翻訳をChatGTPに依頼した結果・・・
- akiyamabkk

- 2024年7月24日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年8月1日
以下が、Meta (フェイスブック)の Timeless History 記事。

「チャップリンの暗黒面」と題されたタイ語記事を日本語に訳すようChat GPTに指令を出すと、サイトのルール違反となる恐れがあるとして、拒絶された。重ねて質問すると以下のような説明があった。
The warning you received may not necessarily be about copyright violations, but rather about generating content that could be harmful, false, or offensive to individuals. OpenAI aims to maintain ethical and responsible AI use. If you have questions or concerns about specific content, it's best to reach out to OpenAI directly for clarification on their policies and guidelines.
記事全文の翻訳は著作権侵害の可能性が出てくるので、依頼を拒否されることがあるが、そう言う理由ではないらしい。
このタイ語の文章は、出典(英語記事)を明記したちゃんとしたものだし、チャップリンの性的放埒、特に、少女好みは、映画史的な定説となっていて、裁判にもなり、元妻の暴露本も出版されている。
こういう微妙な言論の分野でも、AIが機械的な採決権を持つようになれば、言論の自由はかなり窮屈な事になるのではないか。
以下、もう一度、件のタイ語記事。終わりに英語の参考文献が明記してある。タイ語は読めるので訳させる必要はなかったが、Chat GPTのタイ語能力が進化したかテストしたかったのだ。
同記事を紹介した投稿は以下です。
◇性豪とてのチャップリン

「チャップリンの暗黒面」と称して、チャップリンの異常性欲をあげつらっているタイ語記事である。タイでは無声映画のルンペン、放浪者(と言えばカッコ良いが)、セコくてお調子もののホームレスのイメージが強いが・・・と前置きしたうえで、実際のチャップリンはハリウッドのセレブであり、その女漁りは常軌を逸していて、生涯寝た女は2000人を超え、連続して6回までセックスができ、果てた後5分待てば次が可能だった、などなど、と書いている。面白い(笑)、こういう偶像破壊は!
どうしてこんな事がわかるかというと、別れた奥さんが法廷で暴露しているからで、チャップリンは当時としては記録的な慰謝料をこの人に支払っている。元奥さんによれば、チャップリンは人前でセックスしたり、乱行パーティーに参加することが大好きで、彼女が拒否すると、「どこの夫婦もそうしている、君は僕の望む事をするんだ!」と激怒して怒鳴り散らし、時に、拳銃を頭に突きつけられる事もあったという。
チャップリンのロリコン趣味は有名だが、4人の妻のうち3人とは18歳未満で結婚し、そのうち二人は15歳の時から付き合い始めた挙句の出来ちゃった婚だった。前述の元妻の場合などは、「結婚しないと訴える」と脅されて渋々籍を入れている。チャップリンはこの女性と別れるために、あの手この手を使い、最後は、他の男と結婚すれば、30万ドルやると金で釣ろうとしたほどだ。そこまでして別れたがったのに、2年後にようやく別れるまでに、彼女との間に二人目の子供を作っている。
4度目の結婚の女性とは、チャップリンが亡くなるまで添い遂げて、8人の子供を設けているが、これも38歳の年の差婚、結婚した時、女性は18歳だった。アメリカの著名な劇作家だった女性の父親は、この結婚に反対し娘を義絶したそうだが、そういう大きな犠牲を払ったにもかかわらず、この結婚も成功とは言いがたかった。妻はチャップリンとの不和が原因で酒浸りとなり、邸宅を客が訪れると、逃げるように自分の部屋に去っていく事が常だったという。そういう不和の中でも、8人もの子供を作るのがチャップリンらしい。どうもコンドームを付けるのが嫌いだったようなのである。
と、まあ、こういう事がタイ語で書かれ、気軽に読める時代になったのか、と少し感慨深いが、こういう人が、彼の作品の代名詞である「ヒューマニズム」なんぞを額面通り信じていたわけはないわけで、やはり、「殺人狂時代」のシニズムが彼の真骨頂であったのではないかと思う。チャップリンは「殺人教時代」で少しだけ本音が言えて、せいせいしたのではないか?
ではでは
<了>




