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ゴッドファーザー謎の効果音〜トリビア考察のための映画の引用二つ

  • 執筆者の写真: akiyamabkk
    akiyamabkk
  • 2024年7月8日
  • 読了時間: 3分


この Tonight, Tonight, Tonight...という不吉な人声、壊れたレコードか何かの映画の実音なのか、それとも、マイケルの内心の不安を表す効果音なのか?・・・どちらにしても効果は同じなのだが、ずっと気になっている。もっと気になるのは、この Tonight が、実際にヒットした曲の一部なのか、映画用に作った音楽の切れ端なのか、という疑問である。映画の設定は第二次大戦終結の年だから、1945年から2、3年遡ってビルボードのサイトでヒット曲を調べたが、ピッタリくるものが見つからない。


ゴットファーザーは、いうまでもなく、世界中にファンがいる名作映画だから、重箱の隅を突いて突いて突き回すトレビアサイトがいくつもあり、自分と同じ疑問を持った人もいるはずなのだが、その手のファンサイトで探しても回答がみつからないのである。また、ここ数年に参加した映画サイト、4、5箇所で、本物の映画オタクたちの知見を求めても、知っている人が出てこない。「これは、とうとう分からないで、Rest In Peace となるかな」と最近はギブアップ気味なのだが、どなたか、ご存知の方がいないだろうか?




謎の効果音、その二。高名なドンの暗殺未遂シーン。ドンが背中を撃たれて、車のボンネットからずり落ち仰向けに倒れる時に、一瞬、赤ん坊の泣き声が入る。これが意図した効果音なのかどうか・・・も謎である。ゴッドファーザーは、赤ん坊の泣き声を実に効果的に使う映画なので、これが偶然、街頭の音を拾ったものとは思えないのだ。(映画の音を、当時、街頭で録音することがあったのかどうか、そういう事もよく知らない。)


意図した効果音なら、もっと音を立てても良さそうなものだが、泣き声は、ほんのかすかにしか聞こえないのである。この後、ヘタレ息子のフレドが、父親の傍に座り込んで、赤ん坊のように泣きじゃくるシーンがあるから、サブリミナルな効果を狙ったということも考えられるが・・・と、ここまで考えて、「音がかすかにしか聞こえないのはビデオで見ているからで、劇場で見た時は、赤ん坊の泣き声がはっきり聞こえたのではないか」と思い付いた。はっきり聞こえなければ、この赤ん坊の泣き声を「謎の効果音」と認識することもなかったはずなのである。


よく「映画は大画面で見るべきだ」と言われるけれども、これは音に関してもそう言えるのではないか?映画は「大音響で」聞くべきでもあるのだ。最近、映画を劇場で見ることも稀になったが、考えてみると、自分の「映画館」の第一印象は、ズシリと重い弾幕を潜って劇場に足を踏み入れた時にビンビンと響いてくるあの大音声、映画館の音の圧力の中に潜り込んでいくような、あの圧倒的な音の異世界感だったのだ。あの音の圧力の中でなら、かすかな赤ん坊の泣き声は、はっきりと聞こえたに違いないのである。


ということで、自分はやはり、あの赤ん坊の一瞬の泣き声は、「パパ!」と駄々っ子のように叫ぶフレド大号泣のサブリミナルな伏線だと思う。犬の鳴き声が混じっているのは、おそらく、撮影中の空砲の音に反応したもので、偶然撮れたノイズを効果的に利用したという事も可能性としてあるだろう。・・・と、一応、結論づけておく。どうしてそんな瑣末なことが気になるのか?と思われるかも知れないが、気になるからトレビアなのである。


あ、今、気づいたが、これ、トレビアなのかトリビアなのか、発音はどっちだ。ま、そういうトリビアルなことは気にしないでいい。


ではでは


※上の動画は、YouTubeのAI検閲官によって、著作権者からの使用許可が得られていることが承認されている。



<了>

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