◇「殺人狂時代」(1947年) タネアカシあり
- akiyamabkk

- 2024年7月23日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年8月2日

私の中でのチャップリンの最高傑作。殺人を繰り返しても悔悟しない映画の主人公は今でこそ珍しくないが、当時この映画がアメリカ社会に与えた衝撃は推して知るべしだろう。チャップリンは、この映画を直接の原因として赤狩りの対象となったと記憶する。
「独裁者」がヒトラー批判、ファシズム批判であるのに対して、この映画はアメリカにとっての「良い戦争」(第二次世界大戦)まで根こそぎ 否定しようとしたのだから(一人殺せば殺人者、100万人殺せば英雄となる)、危険分子とみなされないはずはないのである。
人殺しをビジネスにしてまで守ろうとした家族を失った後の、返ってさばさばしたような、しかし、おそろしく冷え冷えとしたあのチャップリンの表情!そして、教誨師の「悔い改め」の誘いをキッパリと拒否して死刑台に引かれていくチャップリンの少し揺れる映像に、心底驚き、「こんなところまで映画で描いていいものか」と思ったものだ。
ではでは




