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◇「ヴィナ〜墓穴からの復讐」映画の感想文(2024年 インドネシア映画)

  • 執筆者の写真: akiyamabkk
    akiyamabkk
  • 2024年9月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年10月2日

タイ版予告



インドネシア版オリジナル予告


タイで上映中のインドネシア産ホラー映画。結構、宣伝され、鳴り物入りで公開された。おそらく、本国で相当な評判をとった映画なのだろうが、自分が知る限りでは、東南アジアの映画が、ここまでタイで注目を浴びることは少ないように思う。


映画は実話を元にしていてるようだ。8年前にヴィナというい女性が暴走族に集団で暴行され殺された。事件は7日間明るみに出ず、発見された時の遺体の状況は、正視できないほど酷かった。警察の捜査により、メンバー11人のうち8人は逮捕されたが、3人は行方が掴めないままだ。おそらく、ここまでが実際に起こったこと。映画は、この3人に、惨殺された女性ヴィナの怨霊が復讐するというストーリーらしい。


見た人の感想が出ていたが、映画には少なくとも5回、ショッキングなシーンがあり、そのうちの2回は、隣に座っていたカップルの女性の方が、大絶叫するほど怖いらしい。ピー(妖怪)好き、幽霊好き、怖いもの好きのタイ人が見に行きそうな映画だが、ホラー映画大国だけあって、観客の点数は辛い。感想、寸評を読むと、「かなり怖い」「普通に怖い」「あんまり怖くない」、が三分されるくらいの評価だった。


ホラーに実話の味付けをしている映画のようだが、気になったのは、見た人の感想、寸評の幾つかに、クライマックスで「本物の音声」が使われていると書かれていることだ。猟奇殺人事件の実話であり、「本物の音声」となれば・・・うーん、ちょっと考えたくない。コリン・ウィルソンの「殺人百科」によると、英国で起こった有名な連続殺人(通称「荒地事件」)で、犯人が被害者の音声を録音したものが公判で流された例があるらしいが・・・


※かなりタネアカシになるが、件の寸評。

........สุดท้ายเลยคือตอนเครดิตมีเปิดคลิปเสียงจริงที่อัดไว้ตอนวีนาเข้าสิงเพื่อนด้วยค่ะ เสียงร้องไห้เขาดูทรมานมากๆ หลอนหูจนตอนนี้เลย


さらに、混乱するのは、その音声を聞いて「面白いと感じた」という人がいたことだ。ホラー映画のクライマックスを「面白い」と感じるならば、映画は失敗作だということではないか?それとも、この寸評を書いた人の性格がよほどに臍曲がりか、異常性格なのか?



上がその記事だが、よく読むと、ホラー映画を合理的な精神で見てしまうと、怖いはずのものも滑稽に見えてしまう・・・と極めて、合理的な意見を述べているのだった。自分も、だいたい、同じ意見。子供の頃見た「エクソシスト」はメチャクチャ怖かったが、だからといって、悪魔祓いを信じるようになったわけではなく、映画とは、所詮、その程度のものなのだ。


映画館の中にいる間だけ、あるは受像機(最近はテレビとは限らない)の前にいる間だけ、楽しめばいいわけで、結局、そういう言い方で、この映画をやんわりと否定している。売り方があざとすぎるし、おそらく、そこには嘘も含まれているだろうから、合理精神の持ち主らしいこの人は、反発を感じたのではないか。


一つ疑問に思つたのは、イスラムの国での幽霊、ゴーストの位置付けである。幽霊の存在を信じることは、非イスラム的ではないのか?何か神罰を受けそうな気がする。もっとも、一昔前のインドネシア人、特にジャワ島の人は、「とりあえずモスレムと言っとく」という程度のイスラム教徒が多かったとも聞いたが、今はどうなのだろう。「日本人がとりあえず自分は仏教徒と答えるようなものかな?」と思っていたのだが。


まず自分が見に行くような映画ではないが、タイで、東南アジアの映画が注目されることは珍しいと思ったので、紹介してみた。ずっと昔は、アジアの映画といえば、香港映画、日本映画、次に、韓国映画、ドラマの大ブームがきて、その余波として、インドのテレビドラマシリーズも、少しは見られるようになった。そんな、感じだったのである。いやあ、時代は変わりましたなあ。


ではでは


参考


映画の概略については以下の WIKI で。

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