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<フォトアルバム>2024年9月 【訂正あり!AIに騙されたか?】

  • 執筆者の写真: akiyamabkk
    akiyamabkk
  • 2024年9月27日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年10月31日

◽️巡回供食供養のお楽しみイベント



◇ペーンサーンチョン(巡回供食供養)というエンタメイベント

 

僧が寺に篭って修行する雨安居のこの時期、ブリラム県プラコンチャイ郡では、郡内30寺が交代で、ペーンサーンチョン(巡回供食供養)という儀式を執り行う。供食(ペーン、昼食を意味する)は、仏教用語では「ぐしょく」と読み、僧に食事を捧げるタンブン、お布施のことを言う。(サーンチョンが巡回を意味する)


【訂正】後に確認しますと、GOOGLE検索で、供食の「ぐしょく」と言う読み方は、用例が一つもヒットせず、本当にそういう読み方があるのかどうか怪しくなってきました。これは、AI (ChatGPT) から得た情報であり、彼(彼女?)に虚言症的な「断言癖」があることを忘れて、不用意に情報を鵜呑みにしてしまった、私の失策であります。この件に関する私の言い訳は以下。

 


僧への食事の提供には、早朝、僧がやってきて食を乞うタクバート(托鉢)もあるが、ペーンでは、在家がお寺に食べ物を持ち寄り、お経を一緒に唱えた後、僧がまず食べ、残したお供物を在家が頂くのである。

 

こういう寺での行事は、村人、特に、村の年寄りには、大きな楽しみであり、大抵の場合、村人がロハの食べ物屋台を出し、踊りや音楽、子供用に射的やトランポリンなど、エンタメイベントがついてくる。バンコクでは酒を出す寺もたまにあるが、流石に田舎の寺でそれはない。

 

こういう場所に政治家が顔を出すのは、日本と同じで、この日のペーンサーンチョーンの主賓は、地元選出の国会議員で、現内務副大臣の弟だった。主賓として、仏壇の蝋燭に火をつけ三拝したあと、チームうち揃って新内閣発足について説明し、ひとくさり演説を打ち愛嬌を売って、食事はせずに帰っていった。この人の所属する党は、地元の大物ボスが牛耳る与党第二党であり、内務大臣という超重要ポストを握っている。再び司法発の政局が起これば、「次の首相はこの政党の党首かもしれない」ともっぱらの噂である。

 

この大物ボス〇〇は、アジアカップの優勝経験もある有力プロサッカーチームのオーナーとして有名である。もったいぶって書いているが、〇〇の隠然たる影響力は(政治から表向きは引退している)、公然の秘密とさえ言えないような、タイでは誰でも知っている常識的知識で、〇〇を中心とする党内派閥は「〇〇のフレンドたち」と「山本太郎と仲間たち」みたいなイノセントな名前で呼ばれている。この日の行事に来ていた国会議員は、この「〇〇のフレンドたち」のメンバーだった。

 

いつものように話が脱線したが、来月、3ヶ月ほど続いた雨安居が明けると、「巡回供食供養」のお楽しみイベントは終了となり、イサーンは、年一回の稲刈りのシーズンを迎える。

 

<了>





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